佐竹律からお送りします

死にたい訳ではないけれど、生きたい訳があるでもない。死んだ方が良いかなと思いながらも消極的に生きている。そんないつまでも未成熟な私の普通で平凡な今日

一歩踏み出す事は絶壁の亀裂を飛び越える事に似ている

一歩踏み出す事は絶壁の亀裂を飛び越える事に似ている。

 

私の事をよく知っているあなたならきっとわかってくれると思うのです。

共に歩く人の後ろを歩く。

前にいてくれれば、どこへ向かうのかわかりやすいから。

前にいてくれれば、話しかけられないから。

前にいてくれれば、目を合わさなくて済むから。

 

だから、横に並ぶために一歩を踏み出すことなんて考えもしないのです。

 

あなたならこう言うでしょう。

君ならね、と。

 

影よりももっと厚みがあり、気配というにはもっと物質的で。

そんな塊が後ろから一歩前に出て来た、そう思った瞬間ににっこり笑われる。

 

あなたならわかるでしょう。

 

断崖絶壁を越えてきたような一歩に思えた事を。

 

隣に並ぶその一歩は絶壁の亀裂を飛び越える事に似ています。

 

(振り向かなくていいから前だけ見ていてと言ったあなたへ)